平成20年度 浄化槽管理士研修会 |
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みず再生施設」と認定された合併処理浄化槽が下水道地域でも生き残るために、岐阜県内の放流水透視度は全て30cm以上を確保しなくてはならない。 岐環協では県内の6支部において、この目的の達成のため「具体的事例に基づいた浄化槽管理士の研修会」を実施した。 検査機関から指摘された事例及び各社の浄化槽管理士からの事例について、個別の浄化槽の改善指導書及び保守点検記録票、清掃記録票を資料として提出し、浄化槽管理士と検査機関により、なぜ水質が悪かったのかを原因追究し改善に向けての具体的な検討がなされた。 |
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■日時/会場 | ||||||||
1 中濃支部・美濃支部研修会 |
平成20年9月27日(土) 岐阜県環境会館 参加人数 81名 |
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2 飛騨支部研修会 |
平成20年10月3日(金) ホテルアソシア高山リゾート 参加人数 77名 |
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3 西南濃支部研修会 |
平成20年10月4日(土) 岐阜県環境会館 参加人数 112名 |
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4 可茂支部研修会 |
平成20年10月11日(土) 美濃加茂文化の森 参加人数 46名 |
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5 東濃支部研修会 |
平成20年10月18日(土) 恵那峡国際ホテル 参加人数 56名 |
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■各支部研修会 | ||||||||
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■挨拶 | |||
玉川理事長 下水道法又は浄化槽法の改正後は、適正な管理・適正な水質を得られた浄化槽だけが下水道区域でも生き残ることができる。 但し、国交省からも指摘があるように浄化槽の維持管理に問題がある。 保守点検・清掃・法定検査が業務を実施したふりをしているのではないか。 浄化槽管理士と検査員は全力を挙げて放流水透視度30cmを確保し、「みず再生施設認定」浄化槽としなくてはならない。 特に法定検査は、浄化槽管理士に透視度改善方法を具体的に指示しなくてはならず、それができない検査員はいらない。 |
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![]() 岐阜県環境整備事業協同組合 理事長 玉川福和 |
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○検査機関からの事例報告 | |||
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・法定検査改善指導書事例に対する浄化槽管理士の対処の適否 ポイント |
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○浄化槽管理士からの事例報告 | |||
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・管理士の改善事例又は未改善事例に対する検査員からの改善指示 ポイント |
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○各事例のまとめ | |||
@ 流入水量の把握をした上で、循環水量の調整を行う。(適当にはダメ) |
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○浄化槽メーカーからの改善事例報告 | |||
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浄化槽メーカー |
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○質疑応答 | |||
浄化槽管理士から、検査機関又は浄化槽メーカーに対しての質疑応答 |
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・低負荷運転時にエアー逃がしが標準装備されていない。低負荷対応が必要である。 槽内で簡単にできる作業は? @ 逆洗バルブを1/4程度常時開けて、エアーを逃がす。 |
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・ブロワ風量のアップを1年間通じて行うことの弊害は何か? 清掃後は、生物相が付着しにくい。 @ 風量を清掃後から段階的に増やす。 |
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・循環水量の多すぎる場合のデメリットは何か?一次処理から二次処理側に汚泥が移動しぐるぐる回しになってしまう。 |
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・ブロワの音が室内に響く場合の対策低周波による原因と思われる |
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・黒いウジ虫の発生対策はコウカクアブの幼虫・・・トイレの便器まで出てくる |