主催者の主張
連携
全国環境整備事業協同組合連合会
会長 玉川福和
今回の大会名は「連携」です。
1部では、評論家 西部邁先生を迎え「米露対決・大戦の足音がする」を講演して頂きます。
2部では、パネルディスカッションを行います。
これまでの下水道整備により、一級河川などの水質は大きく改善されました。しかしこれにより、下水道会計は一般会計と特別会計を分離した基本を無視し、一般会計からの補てんを恒常的に行い、会計規範なし崩しの現実を作り上げました。
平成7年1月17日 阪神淡路大震災。
平成16年10月23日 新潟県中越地震。
平成23年3月11日 東日本大震災では、津波による被害は表現のしようのないものでした。
16年間に三度の地震にみまわれました。
「あらためて日本は地震大国なんだ」と考えさせられることが多くあります。
過去の震災では、下水道は大きな被害を受け、下水道を利用していた避難場所ではトイレが使用できず、被災者は苦汁の避難生活を強いられました。
南海トラフ地震の発生が想定される中、防災対策の一つとして避難場所のトイレの在り方について十分検討する必要があります。
強く雨が降るとあっという間に水害が起きる。いつの間にか日本は水に弱い都市となりました。
浄化槽を設置することがリスク分散といえるのか!
はたして浄化槽が下水道の足らざるを補えるのか!
『家族を無くした人達が冬場の夜、避難所の外へ出て仮設トイレに行く様は、あまりにも酷であり無策である』
大会「連携」で議論したく、ご提案申し上げます。