災害支援活動
大垣市西部地域水害救援に車両49台・作業員133名が出動救援
「7・10水害対策本部」を岐環協に設置 西南濃支部組合員が全面協力
岐阜県環境整備事業協同組合では、岐阜県西濃地方に大きな被害をもたらした台風6号により、被災した住民を救済すべく7月12・13両日、西南濃支部全組合員12社、バキュームカー14台、パッカー車13台、その他車両22台作業員のべ133名が参加して救援活動を展開しました。
作業は、台風6号に伴う豪雨で約450戸が浸水被害を受けた大垣市長松・荒崎地区を中心に行われ、午前中は被災した163戸のし尿汲取りを行ないました。大垣市もゴミ収集に市職員・車両を総動員して対応したものの、予想をはるかに上回る大量のゴミにパンク状態。玄関先や公園などいたるところに、水没して使えなくなったタンスや畳、冷蔵庫、テレビなどが次から次へと山のように積み上げられたため、市は岐環協に救援を要請。要請をうけた対策本部は即刻被災地に救援部隊を派遣。午後からは炎天下の中、午後5時まで約23トンのゴミの収集を行ないました。
炎天下の中懸命にゴミを積み込む作業員
激励する玉川福和理事長と
指示する林寛至西南濃支部長
翌日は朝から雷を伴う強い雨が降る最悪のコンディションにもかかわらず作業を決行。
玉川福和理事長の激励、林寛至西南濃支部長の指示をを受けて作業員68名は、フロントガラスに「水害」のステッカーを貼った救援車26台に分乗して被災地で活動を展開しました。時折雨が降る中、「畳や家具を干すことができない」と、やりきれない表情で空を見上げる住民の不安を少しでも解消しようと救援部隊は精力的にゴミの収集にあたり、市クリーンセンターなど2ヶ所に約133トンのゴミを運び込み、午後5時、後片付けをほぼ完了しました。
雨の中集結した救援隊員
被害を物語る大量のゴミ