大会・総会

大会

平成14年度

年月日 平成14年9月4日(水) 午後1時~午後3時45分
大会名 「役割」
場所 岐阜グランドホテル ロイヤルシアター
参加人数 1,220名
講演内容 1. テロと経済
講師 財団法人日本総合研究所理事長 寺島実郎 様
2. 循環型社会へのシナリオ
講師 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長 竹本和彦 様
大会「役割」
趣旨 国には国の役割があり、それぞれ違いはあっても国民には国民がやらねばならない役割がある。
いま、世界はグローバル化が進む中にあって、経済不安や貧困、対立やテロ、環境対策の不一致など多くの問題を抱えている。こうした時期に、私たちはこの大会を通じて自らの「役割」を確認したいと考える。

過去企業の発展は、人の暮らしを豊かにしてきた。今世界中で起きている規制緩和・規制撤廃、それらがもたらすリストラ・倒産などの出来事は果たして人の生活を豊かにし、さらに豊かさを求めてのことと言えるだろうか?
誰かがいつのまにか作り上げたムードに大きく流され、方向を見失っているのではないか。
忘れてならないのは、バブルの時に「このままではいかんぞ」という声は、私たちには聞こえなかった。

金儲けの得意な人は「企業は弱肉強食、優勝劣敗、それが企業の発展あり、世の中が住み易くなる」と新聞、テレビで自身満々で語っている。
日本の自殺者(平成12年度)は3万3千人、企業倒産は2万件とインターネットで公表されている。自分以外の死にあまりにも鈍感で冷酷である。

私達が目指す社会は、100m競争の勝ち負けの世界ではなく、2万人以上参加するホノルルマラソンに見られる一位の人より最後に完走した人に皆が拍手を送り、喜びあえる人間社会であって良いと信じる。
主催 全国環境整備事業協同組合連合会東海近畿地区協議会
社団法人岐阜県浄化槽協会
日時 平成14年9月4日(水)午後1時~午後3時45分
場所 岐阜市長良川河畔 岐阜グランドホテル ロイヤルシアター
参加者 県・市町村の行政責任者及び担当者、業界関係者 約1,200名
次第
主催者の主張 「役割」 午後1:00~1:30
社団法人岐阜県浄化槽連合会
会長 玉川 福和
来賓の挨拶 開催地の市長 岐阜市長 細江 茂光 様
岐阜県市町村代表 関市長 後藤 昭夫 様
来賓・役員の紹介
講演
「テロと経済」
午後1:30~2:30
講師 財団法人日本総合研究所理事長
寺島 実郎 先生
「循環型社会へのシナリオ」
午後2:40~3:40
講師 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長
竹本 和彦 先生

岐阜県浄化槽連合会、全国環境整備事業協同組合連合会東海近畿地区協議会は「役割」をテーマにした大会を9月4日(水)、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開催しました。

大会テーマ「役割」について主張する玉川福和会長

開催市長として挨拶をする細江茂光岐阜市長

岐阜県市町村を代表して挨拶をする後藤昭夫市長会長

大会は年に一度の開催で十年以上開かれており、今年は県関係部局、市町村から346名、他県環整連組合から114名、関連業者・団体・組合から760名など1220名が出席、メガコンペティション時代と言われる現代において、世界のグローバル化による問題、人の豊かな暮らしとは何か、などを考えました。
はじめに玉川福和岐阜県浄化槽連合会長が、「世界は経済不安や貧困、テロ、環境対策の不一致など多くの問題を抱えている。このような時代の中で、大会を通じて自らの“役割”を確認したい」と主張しました。引続いて行われた講演では、財団法人日本総合研究所理事長の寺島実郎先生が、「テロと経済」と題して講演、IT革命の本質からアメリカへの一極集中・グローバル化による社会の歪みから日本再生へのシナリオなどが提案されました。廃棄物を取り巻く問題からは、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課長の竹本和彦先生が、「循環型社会へのシナリオ」と題して、廃棄物の発生を抑制しリサイクルを進める循環型社会構築の必要性をアピールし、現在までの基盤整備状況、施策の進捗などが報告されました。

講演する寺島実郎先生(写真左)と竹本和彦先生(写真右)

満員の会場で熱心に講演を聞く参加者

会場となった岐阜グランドホテル地下1階のロイアルシアターは、収容人員を超える人の熱気でエアコンが効かない状態。それにもかかわらず参加者は始終熱心に講演を聞き入り、盛況のもと閉幕しました。


pagetop